お金の入れ方
冠婚葬祭やお見舞い(快気祝い)、新築祝いなどにおけるお金の入れ方には様々な形態があり、ひとつひとつを完璧に覚えている方は少ないのではないでしょうか。冠婚葬祭におけるお金の入れ方をはじめとする様々な日本のしきたりは、社会人としてのマナーを問われるもので、間違えてしまうと相手に対して礼を欠くと考えるのが一般的です。しかしこのマナーが曲者で、弔辞においてはお札の表が中袋の裏側に来るように入れ、お祝いのときはお札の表が中袋の表側に来るように入れるなど、中袋へのお金の入れ方にも決まりがあるなど、細部に至るまで決まりごとがあります。これらの事柄は文部省認定の秘書検定でも設問にあるほど、複雑で覚えにくいものです。このため書店でも多くの冠婚葬祭マニュアルが並び、インターネットでも詳細な部分まで紹介しているサイトが多数存在します。市販されている香典袋には間違えた形のものもあるので、購入する前にこうした知識を書籍やインターネットで一般常識として学んでおくといざというときにあわてずに済むでしょう。
祝儀袋のお金の入れ方
祝儀のお金の入れ方、特に結婚式におけるお金の入れ方・金額は、相手の自分の関係、自分の年齢によって異なります。祝儀袋・不祝儀袋は「のし」もしくは「のし袋」と呼ばれます。兄弟姉妹などの近親者では10万円、近親者以外の親戚・会社の部下や同僚・友人知人では3万円が相場のようです。祝儀袋は中に入る金額によって使い分けるのが一般的です。このためそれなりの金額が入る場合(相手が親しい間柄の場合)は金銀の結び切りを、またさほど親しい間柄ではない場合は紅白の結び切りが正式です。水引の結び方にも意味があるので覚えておくと便利です。結び切りは結婚やお悔やみごとなど「二度あってはいけない事柄」のときに使われます。出産祝いなど何度も繰り返してよい事柄の場合は蝶結びが使われます。またお金の入れ方同様にお金の出し方も重要です。祝儀袋は袱紗に入れるのが礼儀ですが、袱紗がなければ小さな風呂敷に包んで会場へ持参するのもマナー違反ではありません。袱紗・風呂敷は柄物よりも無地がよいとされています。柄物でも寿・松竹梅・高砂・翁などは使っても大丈夫です。
冠婚葬祭(香典)のお金の入れ方
不祝儀(お悔やみ・香典)のお金の入れ方にも多くの決まりごとが存在しています。不祝儀袋(香典袋)の表書きや種類は相手の宗教によって使い分けます。通夜・葬式の時のお金の入れ方をご紹介します。仏式ではハスの花柄の袋が多く用いられ、表書きは薄墨で書くのが正式で、御香典・御香料・御霊前と記載されます。仏式でも浄土真宗以外の仏教の場合、四十九日後の法要までは御霊前、四十九日を過ぎたら御仏前・御佛前が用いられます。神式ではハスの花柄の袋は使いません。表書きには御玉串料・御神前・御霊前・御榊料が用いられます。キリスト教式ではユリの花柄か十字架が記載された袋がよいでしょう。表書きは御花料、ご霊前もよいとされていますが御花料が無難です。キリスト教式の中でもカトリックの場合は御ミサ料も用いられます。いずれの宗教であってものしをつけないのが一般的で、水引は仏式と神式では双銀・双白・あわび結びが正式です。仏式に限っては白黒・白青でも大丈夫です。キリスト教式では特に決まりはありません。通夜・葬式の時のお金の入れ方は法要や霊祭、追悼ミサにおいても同様と考えてよいでしょう。
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最終更新日 2009/01/05/ 20:32:13