水酸化カリウム水溶液とは
水酸化カリウム水溶液は、塩化カリウム水溶液を電解してできる物質を水に溶かしたもののことをいいます。水酸化カリウムは水、エタノールによく溶ける性質をもっています。水への溶解度は、25度の水100ccに対して、水酸化カリウム110グラムとなります。融点は摂氏380度、沸点は1324度とされています。科学はKOH、別名苛性カリとも呼ばれ、分子量は、56.11です。水酸化カリウム水溶液と、水酸化ナトリウム水溶液は物性、科学特性がほとんど同じですが、水酸化ナトリウムよりアルカリ性が強いとされています。薬局で水酸化カリウムが1キロあたり2000円あたりで販売されていますが、購入には身分証明書と印鑑が必要です。なぜなら、水酸化カリウム水溶液は強いアルカリ性(pH10)であるため、たんぱく質に対して強い腐食性を持っています。日本では劇物取締法で、劇物に指定されています。毒性のある物質なので取扱いには注意しましょう。
水酸化カリウム水溶液の比重
水酸化カリウムの比重は、2.044で、白色の固体です。物質の性質としては、空気中の二酸化炭素、二酸化硫黄を吸収し、空気中の水分によって溶けてしまいます。強いアルカリ性を持つ劇薬で、水酸化カリウム水溶液は、腐食性が特に強いとされています。水酸化カリウム水溶液は、理科の実験などで使われ、植物の葉脈の標本や、動物の骨格に標本を得る際に使用されたりします。水酸化カリウム水溶液の取扱いの注意事項としては、まず皮膚や衣服につけないことです。特にタンパク質を溶かす特性があるため、もし皮膚についたら、多量の水で洗い流してください。また、万が一、目に入ったら、流水で十分洗ったあと、すぐに眼科医に行きましょう。口に入ってしまったり、飲んでしまったら、口をよくすすぎ、多量の水を飲みましょう。ただれたときは、生卵や薄めた食酢、レモン汁を飲み、病院にいきましょう。とにかく、水で薄め、中和することですが、取り返しのきかないこともあるので、取扱いは十分に注意してください。
水酸化カリウム水溶液のMSDS
水酸化カリウム水溶液は工業用薬剤としても使われています。水酸化カリウム水溶液を使用した工業製品では、アルカリ電池の電解液などがあります。これらの製品の製作に指定された化学物質を使用した際には、「科学物質安全性データシート」通称MSDSと呼ばれるもので報告されます。このドキュメントでは、水酸化カリウム水溶液を使用した製造者の情報、物質の組成、成分の情報、危険性、有害性の明記、環境への影響が記載されています。また、皮膚に付着した場合、目に入った場合、飲んでしまった場合それぞれの応急措置方法も明記されます。また、取扱いも細かく記載され、液体が漏れた場合はどういう措置を講じるのか、保管方法はどうするのか、運搬方法はどうするのかまでが記載されています。水酸化カリウムは労働安全衛生法により、科学物質安全性データシート対象物質となっています。また、廃棄物の処理及び清掃に関する法律においても、特別管理廃棄物に指定されています。
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最後に更新したのは 2009/01/05/ 13:35:01 です。